サンプルをその場で編集、その場で実行

curlIDEには豊富な解説や多数のサンプルコードが載ったヘルプドキュメントが付属しています。無償版でも体験版でも、製品版と同等のヘルプドキュメントが付属しており、インストールしてすぐに利用することができます。(IDEのインストール方法はこちらid:giuseppe:20061123)


そのヘルプドキュメントで特に注目に値するのが、その場で編集・実行できるサンプルコードの仕組みです*1。開発者ガイドやAPIリファレンスのいたるところに、以下のようなコード例が存在します。



真中にサンプルコード、上部にその実行結果が表示されています。サンプルコードの部分が実はエディタになっており、なんとその場でコードを編集することができるようになっています。編集したコードは、下にある「実行」ボタンを押すと、その結果をポップアップウィンドウで確認できます。



プログラミング初心者の方でも、1からコーディングすることなくプログラムの動作を学習し始めることができます。サンプルはドキュメント中に埋め込まれているため、関連する解説を読みながらサンプルコードの実行ができます。ある程度curlに慣れてきた後でもこの機能は重宝します。curlには豊富な機能やAPIが存在しますが、IDEを立ち上げて新しいソースファイルを作成することなく、新しい機能やAPIを、短時間で手当たり次第実行して動作確認することができるのです。


このcurlドキュメントの実行可能なサンプルコードはいざ使ってみると本当に役に立ちます。他のプログラミング言語を学習しようとするとき、同じような機能がないため非常にまどろっこしく感じることさえあります。この機能はcurlの学習スピードを大きく加速してくれます。みなさんも是非活用してみてください。

*1:このサンプルコードの仕組みは「playpen」と呼ばれるらしい。最近になって初めて知った。。