Curlプログラミングの始め方
今回はcurlプログラミングの始め方です。
バージョン5.0から提供されている無償版の開発環境Curl/Personal IDEのWindows版のインストールと、インストール後の設定について紹介します。
(1)IDEのインストール
以下のサイトからCurl/Personal IDEをダウンロードします。ページ下部の『Curl/Personal IDE ダウンロードフォーム』のリンクから進んでインストーラを入手します。
無償版Curl - Curl/Personal
http://www.curlap.com/personal/index.htm
※curlランタイム(RTE)がインストールされていない場合は、インストーラを実行すると最初に以下のようなダイアログが表示されます。これが表示された場合は、OKを押すとRTEのインストールから始まります。
インストールが無事完了すれば、スタートメニューのプログラムに「Curl IDE」「Curl RTE」が加わります。
(2)セキュリティオプションの設定
curlはweb上で実行するアプレットを作成できますが、開発時はローカルマシン上で実行してデバッグできると便利です。この場合、ローカルで実行するcurlアプレットが、ローカルのファイルシステムに存在するその他リソース(パッケージなど)を読み込めるようにするために、特権の設定をしておきます。
特権の設定はCurlコントロールパネルより行います。スタートメニューのプログラムにある「Curl RTE」→「Curl コントロール パネル」より起動し、「セキュリティオプション」タブを開きます。
「このコンピュータ」の中の「特権ディレクトリの追加...」をクリックします。ここで、ローカルでcurlアプレットを保存するための作業フォルダ(例えばC:\curl)を指定します。
「このコンピュータ」のリストの中に指定した作業フォルダが追加されます。
(3)デバッグオプションの設定
IDEのデバッグ機能を有効にするための設定を行います。上述のコントロールパネルの「デバッグオプション」タブを開き、「ロケーションの追加...」ボタンを押してデバッグ対象とするアプレットのロケーションを指定します。
ロケーションに「file:」を指定すれば、ローカルのファイルシステム上に存在するアプレットは全てデバッグ対象となります。
※ローカルホスト上に構築したWebサーバにアプレットをデプロイしてデバッグする場合は、ここで「http://localhost」などをさらに追加します。
以上で設定は完了です。IDEを起動してcurlアプレットを作成してみましょう。IDEにはcurlの詳細なヘルプドキュメントが付属しています。IDE上で「F1」を押すか、スタートメニューのプログラムから「Curl IDE」→「Curl IDE ドキュメント」を選択して参照できます。他言語の知識がある方は、このヘルプを頼りにcurlアプレットを作成することができるでしょう。
プログラミング自体がほとんど初めてという方は、以下のサイトに簡単な入門記事があります。curlをHTMLのようなマークアップ言語として使用する方法について解説されています。バージョンは3.0と少々古いですが、基本的な内容は変わりありません。